喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火《13》】決意のあと〜現実が津波のように

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火《12》】から続きます。

 

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 手術の時期

先生は、『いつごろがいい?』と言われました。

急な症状とかではないから、気をつけていれば、時期はいつでもいい、ということでした。

しかし、いざ、時期を考えると難しいものがありました。

今年は、次男の高校受験の年。

受験生の夏は、とても大事です。

そんなときに次男に大変な思いをさせたくないです。

とにかく、夏休みの間はやめようと思いました。

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少しでも一緒にいる時間を大切にしたい。

クラブも引退して、勉強はしなくても、一日中家にいますしね(笑)

タイムリミットは9月

しかし、年末に近くなってくると、サポートも必要になります。

11月には進路決定の大事な三者懇談

12月には入試の手続きなどが入ってきます。

タイムリミットは、9月しかない状況でした。

しかし思い通りにはいかないものです。

9月には中学校最後の体育祭が行われます。

全校でエイサー演舞

息子が通う地元の中学校の体育祭は、ちょっと変わった演出をします。

ずっと何年も前から、沖縄と交流がありまして。

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修学旅行も沖縄ですし、それに合わせて沖縄の戦争体験学習を行います。

修学旅行のときには、本場のエイサー隊の方々の迫力ある演舞を見せていただきます。

そして、体育祭では、全校でエイサー演舞を行うというかたちで、親善交流をしています。

エイサー演舞の中心になる、花形の『エイサー隊』は、中学3年生全体のなかから30名ほど、オーディションで選ばれます。

次男は、オーディションで、エイサーの和太鼓に選ばれました。

和太鼓は大きいので、置かれたまま。

ですから、中心で、叩きながら踊るのです。

最初と最後の合図や、リズムを取る大事な役割です。

その晴れ姿を見たい。中学校最後の体育祭を見てあげたい。

外出許可が出ることを願って

9月下旬に行われる体育祭。

9月の最初に手術なら、下旬には外出許可が出るかもしれない。

そのときの流れに従うしかないと、9月第1週に手術を希望しました。

8月のお盆には、親と子と孫の3世代『城崎温泉旅行』が控えています。

診察室を出て

ほうっ……と大きいことを成し遂げたかのように、力が抜けました。

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『決めちゃったよ〜……(泣)』っていうのが、正直なところ。

感傷にひたる間もなく、看護師さんの怒涛の検査説明が始まりました。

9月頭の入院までに、手術前検査が鬼のように入ってくるのでした。

こんなに病院に通うのを、家族にうまくごまかせる自信ない……。

やらなきゃいけないことが、津波のように、次々と頭の中に押し寄せてくるのでした。

【城崎の花火《14》】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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