喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火《14》】『難病』は恥ずかしいことではない

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火《13》】から続きます。

 

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 師範試験

己書の師範試験の日程が決まったと、私たちの師範から告げられました。

11月の中ごろの日程でした。

9月は入院、10月はどうなるかわからないわたしは、師範に

『輪ちゃんとぶち子は今回受けて、わたしだけ、次回の師範試験に回してもらえますか?』

と頼みました。

師範は、きょとんとした顔をされて、わたしが自信がないと思われたのか、

『大丈夫よ!喜満満猫ちゃんなら。心配しないで、みんなで受けよう!』

と励ましてくれました。

同期受験の仲間

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わたしたちと同じ進み具合の仲間は、全員で7人いました。

わたしたちを教えてくださっている師範は、自分の教え子が師範試験を受けるのは初めてらしく、ぜひとも7人の大所帯で、受けさせたかったのだと思います。

ですがわたしは、直前の2ヶ月は己書の練習ができない可能性があります。

ですから正直に打ち明けました。

『難病』と伝えたあとの反応

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人は、驚くと、一瞬空白の時間が流れるんですね。

幸座のみんながいるところで、あえてわたしは伝えました。

『9月第1週に手術を受けることになりました。

ちょっと、描けるまで回復するのに、どれぐらいかかるかわからないので……。』

師範は、一瞬戸惑って、黙りこまれました。

言葉をどうかけていいか、悩まれたのだと思います。

幸座のみなさんも、こちらを見て、複雑な表情をされてました。

『難病』は恥ずかしいことではない

何も悪いことはしていません。

一説には、この難病は、がんばりすぎる人がなりやすいとか、スポーツ選手がなりやすいとか言われています。

小学校のスポーツ少年団では、ソフトボールのキャッチャーで4番バッター。

当たればホームラン、でなければ三振(笑)

中学校、高校1年生ではバレーボール

ノーコンのパワーアタッカー(笑)

大学ではフィギュアスケート

白いスケート靴の中、血まみれになって練習しました。

少しでも高く跳んで、少しでも速く滑る。

ひとつでも多くの技を身につけるために、一日中滑り続けました(たまに勉強)。

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自分が、ずっとスポーツをして、身体を酷使して、がんばってきたのです。

何も恥ずかしいことはありません。

堂々と伝えました。

あきらめなかった師範

しばらく黙ったあと、師範は

『やっぱりみんなで受けよう。エントリーして、そのときになって、無理そうなら辞退したらいいよ。

がんばってみよう!』

と言い、にっこりと微笑まれました。

そりゃ…本音を言えば、なれるなら、ぶち子や仲間と同期になりたい。

こうなったら『見えない流れ』に自分の運命をまかせてみよう。

あらためて師範試験をがんばろうと決意したのでした。

【城崎の花火《15》】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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