喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火《25》】豊岡鞄、出会いは突然に

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火《24》】から続きます。

 

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わたしの握力

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わたしの握力は、現在両手とも10キロぐらいしかありません。

バレーボールの現役時代には、50キロぐらいあったのに(笑)←ほんとうです。

病院で、診察のときに、どれだけ病状が進んでいるか、確認のために測られます。

これだけ握力がないと、日常生活に不便が多くて。

下手すると、ペットボトルのふたが開けられないときもあります。

栄養ドリンクのアルミのふたも。

お菓子の袋も、開けるのに苦労します。

↑↑苦労するぐらいの方が、間食が減っていいのかもしれませんが(笑)

ぶりっ子なのではなく、主人に、はい、と渡して開けてもらうこともしばしば。

力がないので、ものをつかめなかったり、ものを落としたり。

お手玉みたいになって、変な方向に飛ばしてしまったりします。

やらかしたあと、ありえない方向に飛んだものを見て、

『なんでなん!(爆笑)』

と、家族も大爆笑。

こんな雰囲気だからこそ、救われてるんですね。

ま、わたしのキャラクターの問題ってこともありますが。

 

豊岡鞄を探し求めて

そんなわたしなので、手に持たない荷物にするために、リュック型のコンパクトなバッグを探していました。

城崎温泉がある、兵庫県豊岡市は、『豊岡鞄』で有名です。

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ニッポンブランドで、革の質も、デザインも素晴らしい。

城崎温泉に行くたびに、何年もかけて、いろんなお店を探していました。

ですが、なかなか思うサイズがなかったり、デザインが違ったりして。

ガイドブックに載っているお店に行こうとしても、たまたま定休日だったりして、出会えなかったんですね。

 

素敵なお店発見!

1日目の夜、ふらりふらりと城崎温泉の中心を流れる川沿いを歩いていると、新しいお店を見つけました。

蔵−KURA− (http://kura-kaban.com/)です。

主人と顔を見合わせて、

『去年、この店あった?』

『いや〜、どうだったっけ。』

さすがに営業時間が終わっていたけれど、外からガラス越しに商品を眺めることができます。

なかなかのおしゃれな鞄が並んでいて、眺めているだけでわくわくしてきました。

そして、明日営業時間内に来よう、と決めました。

 

旅の醍醐味

宿に戻ると、息子たちは友だちへのお土産や、戦利品など並べて、にぎやかに話していました。

そんな、孫たちのたわいない様子を、父と母は目を細めて、うれしそうに見ていました。

いつも一緒に過ごしている家族。

場所が変われば、また違った雰囲気になりますね。

旅の醍醐味はこういうところにもあるのかもしれません。

親なんかほっといて、2人でどんどん出かけていくとは思ってなかったようで。

息子たちがしっかりしていることに、父と母は驚いていました。

『明日はわたしも行こうかな〜。楽しそう!』と母はうれしそうに言いました。

『明日の昼間、お母さんも一緒にいきましょう。みやげもの見にいきますから』

と主人が言いました。

こんなに和やかな日常なのに、あと2週間後には、入院、手術が待っている…。

まだ、父と母には伝えてないこの事実。

でも、伝えてなくてよかった。

この旅を楽しんでもらいたい、と心から思いました。

 

明くる朝、お部屋にて

そのお店の開店が10時なので、朝食を7時半からいただくことにしました。

西村屋本館の朝食。

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このあとまだ何品も出てきます。

ヘルシーで大満足!

ああ、こんな朝ごはんを毎日いただきたい…。

大満足の朝食の後、母と主人とわたしで、出かけて行きました。

息子は、『大丈夫、じいちゃんは僕たちが一緒にいるから。』

息子よ、ありがとう。助かります。

みやげ物やさんをながめながら、歩いていくと、母はうれしそうにいろいろ見ていました。

いつお目当てのお店にたどり着くかな?(笑)

 

豊岡鞄、出会いは突然に

昨日の夜、見つけたお店、蔵−KURA−に到着しました。

お店に入ると、豊岡鞄がずらっと並んでいます。

今まで探してきたお店の中で、品ぞろえも品質も、最高でした!

そのとき、ひらめきました。

自分の鞄よりも何よりも。

主人とわたしで内緒話。

半年後に、金婚式を迎える両親に、この城崎温泉旅行をプレゼントしたのだけど。

何か形に残るものも、プレゼントしよう。

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(蔵HPより)

父にはボディバッグ、母には長財布を。

すると、予想以上に父も母も大喜び!

父は、部屋の中にいるのに、浴衣の上からななめがけして、ずっと鞄をかけたまま。

寝るときも離しませんでした(笑)

母は、さっそく財布の中身を入れ替えていました(笑)

幸せそうな2人を見て、主人とにっこり。

手に入るときには、すんなり手に入るんだ、とあらためて納得する喜満満猫でした。

【城崎の花火《26》】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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