こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火《30》】から続きます。
痛すぎる脊髄造影検査
入院したのが月曜日。
手術が金曜日に予定されています。
その間、いろいろな手術前検査があるのですが、
そのなかでも『脊髄造影』という検査が、水曜日に行われました。
背骨の中の脊髄を映し出すために、背骨にぶすりと注射を打って、造影剤を注入するのです。
麻酔を打って本番なのですが、まず麻酔から、ぎゃああああああ!と叫びたいぐらいの痛さ。
麻酔が3本ほど打たれても、全然効いてないよ〜と叫びたいほどの痛さ(泣)
しかも、造影剤が脳の方に流入してはいけないため、検査後何時間かは、胸より頭を下げてはいけないのです。
1日ベッド上安静が必要で、じっとしているのはつらかった(泣)
これから、もっとつらいことが、待っているのだけど……。
手術前の時間の楽しみ方
それ以外は、レントゲン撮影だったり、CT検査だったりと、そんなに時間のかかるものではなかったので、けっこう時間がありました。
ふだん、なかなかテレビをゆっくり観ている時間がなかったので、テレビを観たり、本を読んだり。
売店、何かないかな〜って見に行ってみたり。
デイルーム(休憩所)から、遠くまで眺めを楽しんだり。
現在、痛みがあるわけでもないので、動けるうちに動いておこうという気持ちでした。
患者のみなさまとのふれあい
元気そうでまだ若い入院患者は珍しかったのか、病棟の中でも、いろんな方に話しかけられました。
『あら、あなた、若いのに何〜?どうしたの、なんの病気?』
整形外科ですと、けっこうお年の方が多くて、おそらく病棟内最年少でしたね(笑)
不思議なことに、精一杯の笑顔でみなさまと話していると、すごく心が温かくなります。
にこにこと話していると、最初しかめっつらだったおばあさんも、どんどん顔がゆるみ、笑顔になってくださいました。
不安から安心感へ
あれだけ入院前に押し寄せてきた不安が。
病院にいるという安心感。
看護師さんに、見守られているという安心感。
病棟のみなさん、手術をひかえていたりして、仲間のような安心感が生まれていました。
みなさまと話していると、わたしの主治医の先生は、ほんとうに有名な方らしく、
『直接執刀していただけるなんてあなたラッキーよ!』
と言われました。
そういうお話を聞けるたびに、どんどん安心感が増していきます。
うれしはずかし、驚きの流れ
そんなことをしていると、不思議なことが起こってきました。
個室の病室なので、ゆっくりさせていただけるのですが。
『少し動こうかな』とか『気晴らしに行こうかな』と思い、病室を出ると、廊下にいろんな人が出て待っていて、話しかけられることが多くなりました。
デイルームにいたとき、
『あ、こちらにみえたの?あなたと話したかったの。』
とわたしを探すひとまで(笑)
廊下を歩いていると、
『嬉しい〜!会えた。お部屋にお邪魔するのもなんだから、うろうろしてたの。』
と言われたりしました。
なんの現象なのか(⌒-⌒; )
うれしいような、はずかしいような(笑)
なんの楽しみもない入院生活。
わたしの存在が、みなさまの癒やしになってもらったなら、ほんとうに光栄だと感じました。
【城崎の花火《32》】に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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