こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火《31》】から続きます。
髪の毛よ、さようなら
木曜日、手術の前日。
いよいよ、大事に育ててきた髪の毛を、バリカンで刈る日がやってきてしまいました。
『少しでも伸びると、またやり直しだからね。』
と先生に言われていたので、前日ギリギリに美容院に行く予定にしていました。
伸びるまで、たぶん数ヶ月。
その間は、何がなんでも変な髪型でいなくてはならないのです。
育毛剤買おうかな…。
大爆笑のヅラ選び
だからわたしは、入院するまでの間に、Amazonの通販で、かつらと布地の帽子を買っておきました。
かつらを選ぶのはすごく楽しくて、家族と爆笑しながら選びました。
かぶった自分の姿を想像しながら(笑)
『そんなオシャレなん、頭に入るんか〜?』
『マジありえん。』
とかみんなで、スマートフォンをのぞき込み、大爆笑。
ウケ狙いで、巻き毛のお嬢様風のヅラを買いました。
布地の帽子は、クチコミで評判の良いものにしました。
毎日朝から寝るまでかぶるものですし、まだ残暑が厳しいですので、薄手のものを2枚。
届いてから、試しにかぶってみました。
やっぱり、ウケ狙いで買ったヅラは、似合わなさすぎて大爆笑でした。
主人や息子にかぶせたりして、腹を抱えて笑い転げました。
いざ、髪を切りに出陣!
そして、【城崎の花火《1》】の、『わたしの首にはファスナーがついている』でお伝えしたように、わたしの新しい髪型への冒険は始まります。
髪を切りに行く決意のお話は、こちらの方をぜひご覧ください(^∇^)!
髪を切り終えて
病室に帰ってきたわたしは、鏡の前に立ち、帽子を取りました。
いや〜、ほんとにありえない髪型。
いくら斬新な髪型が流行っているとしても、これはないわ〜とまじまじと見つめました。
我慢しても、どうしても苦笑いしてしまいます。
はじめての、坊主頭。
頭頂部と前髪だけは残したけれど。
帽子をかぶれば、なんとか形になるけれど、取ったら…見られたものじゃない( ̄▽ ̄;)
こりゃ困った…どうしよう。
主人の反応
鏡の前で、ああでもない、こうでもないと残った髪の毛をいじっていたら、主人が来てくれました。
『おお〜、さっぱり、いったね。』
と、にっこり笑顔。
驚くかと思いきや、めっちゃ自然な反応。
正直、自分の嫁が見るにたえない頭になっていたら、どん引きしてしまうのではないかと思ったので、素直に感想を聞いてみました。
すると、主人は、
『お前はお前やん。何にも変わってないよ。』
『そうやろ?(笑)』
と言いました。
『…うん、そう。』
わたしも主人に、にかっと笑いました。
そんなふうに言ってもらえて、ほんとうにうれしかったのです。
涙がこみ上げてきましたが、こっそりふいておきました。
手術のインフォームド*コンセント(説明と同意)
その日の夜、主治医の先生から、手術の説明がありました。
『何が心配っていうと、麻酔ですね…。』
麻酔が体に合わないので、いつまでも気持ちが悪く吐き続ける体質のわたし。
事前に麻酔科の先生にも診察してもらい、配慮してもらうようにお願いしました。
ですが、あからさまに量を減らすわけにもいかないし、どんな手立てをしてもまったく気持ち悪くならないわけではないので、呼吸法などでなんとか対応しましょうということでした。
リハビリの先生に、聞いておいた呼吸法。
ほんとうに練習しておいて良かったと、心から思うことになります。
【城崎の花火《33》】に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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