喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火《33》】記憶の不思議〜つらい記憶はなかったことに

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火《32》】から続きます。 

 

 

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途切れ途切れの記憶

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正直、ここまで来て、突然書くことが難しくなりました。

あまりにも、自分に起こってきたことが大変な状況だったためか。

その当時の記憶が、ところどころ抜け落ちているのです。

いよいよ手術が今日、という朝から

やっと歩けることになった時期まで。

手術後、ずっと泊まりこんで付き添っていてくれた主人に、どんな状況だったのか、聞かなくてはなりません。

とにかく、わたしの途切れ途切れの記憶と、すり合わせることが必要でした。

お見舞いに来てくれたときのことを、父や母にも聞いてみました。

あらためて聞いてみると驚くことばかり。

主人は『ほんとうに、よく耐えてがんばったなと思うよ。』

と言ってくれました。

 

記憶の不思議

ひとの記憶はすごいシステムだと思います。

出産の痛みも、悲鳴をあげるほどすごいものですが、そのときの激痛は赤ちゃんの顔を見た途端、忘れてしまいました。

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つらくてつらくて、毎日がいばらの道だったとしても、時間が解決してくれるときもあります。

日に日に、薄く柔らかく、記憶にベールがかかっていきます。

いっときの感情で、無謀で、なげやりな気持ちにならない方がいいと思うのです。

時が、つらい記憶を、柔らかく優しく包んでくれます。

 

密度の濃い生き方

思いかえせば、困難や大変なことが多かった、わたしの半生。

ですがわたしは、『密度の濃い生き方をしたい』と、小さい頃から、ずっと思って生きてきました。

困難だけではなく、それ以上に素晴らしいこと、楽しいことが、はるかに多く訪れてくれました。

老いも若きも、富めるひとも貧しいひとも、どんなひとにも平等にあるもの。

それは、『時間』

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1日24時間。

1年365日。

みんなに平等に与えられています。

この『時間』をどう使うか、どう生きるかは、そのひとそのひとの自由です。

その、本来の『自由な生き方』を、しがらみを抱えて、自分の思い通りに生きていないひとが多いのかもしれません。

同じ『時間』なら、終わりを迎えるその日まで、多くのやりたいこと、挑戦したいことを精いっぱいやりたいと思うのです。

 

『やらず後悔』よりやる!

ですから、わたしは、やりもしないうちからああでもないこうでもないと理由を並べて、『やらず後悔』になるのは嫌です。

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できるだけのことをしたい。

その気持ちから、多くの資格を取り、多くの経験をさせていただきました。

この考え方に、後悔はありません。

たとえ、そんな生き方が難病を招いたのだとしても。

 

ひととのご縁は宝物

実は、なぜか喜満満猫。

立候補するわけではないのに、頼まれて断りきれずに引き受けたお役目も多くあります(笑)

中学生のときには生徒会長。

大人になってからは、地域の役員、婦人会会長、子どもの幼稚園のPTA会長、小学校の母親代表、郡市PTA連合会の副母親代表、高校のPTA書記などなど。

考えてみるとそのときは大変で、うわあ…どうしようと悩んでいましたが、その結果、多くのひととのご縁をいただきました。

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誰にも奪われることのない財産

『ひととのご縁』は、誰にも盗まれることのない財産です。

『自分で得た知識』も、また、盗まれることのない財産です。

『すべての出来事に、無駄なものはない』

そう信じています。

苦しい経験も、悲しい経験も、嫌な出来事も。

そして、この難病も。この手術も。

自分の未来に、すべて、繋がっている。

貴重な、『誰にも奪われることのない財産』なのです。

【城崎の花火《34》】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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