喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火《43》】痛みとのつきあいかた

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火《42》】から続きます。 

 

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刺さっていた棒よ、さようなら

手術から、1週間経ったので、頭に刺さっていた金属の枠と棒を取る日
やってきました。

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と、言っても、いきなり朝の回診で

『今日、これ取っちゃうね。取ったあとは、油断して
動かしちゃうから、気をつけてね。
これ取ると、だいぶ楽になると思うから。』

と、主治医の先生が言いました。

ベッドに座ったまま、何人かの先生方に囲まれました。

『傷はきれいだね。うん。いいね。』

そう言われて、ほっとして。

何をされるか、びくびくしながら、
背中の方でカチャカチャと金属音がしているのを聞いていると。

麻酔なしで、メスで切られたような痛みが!

『ぐぐぐ……いたぁい………んあああ!』

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んあああ!のところで、
肩と頭に刺さっていた棒を抜いたんですね…。

容赦ない痛さでした。

消毒薬を塗り塗りして、ばんそうこうを貼って、
先生方の処置は終わりました。

固定がなくなって、頭の重みも
少し軽くなった気がしました。

 

痛みとのつきあいかた

手術後から、看護師さんが、
検温、血圧測定などでまわってみえるときに、
必ず聞かれることがありました。

『人生で一番痛くて我慢できないほどの痛みを
10とすると、今の痛みはいくつ?』

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痛みというのは、自分しかわからない。

外側から見てわかる外傷なら、傷の程度で
これぐらい痛いんだなと想像できます。

痛みの感覚が強いひとなら、
少しの痛みでも我慢できないですし。

我慢強いひとなら、
痛みが強くても、大丈夫と言ってしまいます。

どちらかと言うと、我慢してしまいがちのわたし。

7とか8とかにあたるほどの痛みなのかもしれませんが、
はたしていくつというのが正しいのかわからず

『5?、ぐらいですかね…』

看護師さんがわたしの顔を見て、

『5、て感じじゃないよ。
痛かったら痛み止めの薬を出すから、我慢しないでいいよ。』

と優しく言ってくれました。

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こういうとき、自分の性格とか、傾向とかがよくわかります。

『そうだったんだ…、わたしこんなふうに考えてしまうひとだったんだ。』

と再発見することもありました。

人生で、非日常を経験することは、あまり多くありません。

そのとき、何が学べるかはそのときになってみないとわかりませんが。

自分の人生に、何ひとつ無駄なことはないのだと信じているわたしは。

ひとつひとつ感じたこと、気づいたこと、学んだことを、大事に心にしまっていけるように。

そう生きようと、あらためて思うのでした。

【城崎の花火《44》】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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