喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火《53》】自分の周りにある小さな奇跡

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火《52》】から続きます。 

 

kimamaneko.com

 

入院して4週間

少しずつ身の回りのこともできるようになって、

そろそろ退院の時期をどうするか?

という話が出てきました。

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入院して約4週間。

毎日が一生懸命で、

目の前のことを必死で取り組むしかなくて。

あっという間に、手術から3週間経ちました。

 

はてな?だらけのわたし

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3週間たっても、まだ首を前のめりにしたり、

手を下げて、ものを持つことができなくて。

はたして今のこの痛みが、

いつごろ消えていくのだろうか?

いつごろ、日常生活に支障のないように、

なれるのか?

いつごろ、己書にしっかり取り組めるように、

なれるのか?

はてな?だらけで、苦しくなってきました。

 

わからないときは聞こう

そこで、わたしは、ぐるぐる悩むのは嫌なので、

主治医の先生に聞きたいことを、

片っ端からメモに書きはじめました。

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この右手の中指から小指までの麻痺は、

消える可能性があるのかどうか。

頭に金棒が刺さっていたところの鈍い麻痺は、

今後消えていくのか。

自動車の運転はいつごろから可能なのか。

どこまで動いていいのか。

首の骨の切って開いたところに、

スペーサーを入れてあるけれど、

それは今後外れることはないのか。

今飲んでいる痛み止め、減らしていくことは、

自分の感覚でしていいのか。

それから…。

 

忙しい先生に無茶ぶり

まだまだたくさんある疑問を、

メモ5ページ以上にわたり、

箇条書きで書きました。

そしてナースステーションに行き、

主治医の先生に、伝えてもらうように

お願いしました。

『少しお時間いただけましたら、

退院前にいろいろ聞きたいことがあるので、

教えてください。』と。

 

怒涛の質問ぜめ

わたしが自分の病室に戻ってから少しして、

看護師さんがいらっしゃって、

『午後の外来診療が終わったら、お部屋に来てくださいますよ。』

とおっしゃいました。

そして夕方、先生は、お忙しいのに病室に来てくださいました。

わたしは、先生に丁寧にお礼を言ってから、

『先生、たくさんいろいろ心配なこと、

わからないこと、聞いていいですか!?』

先生は、笑って、

『いいですよ?さあ、どうぞ!』

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これはどうなのか、こんなことしてもいいのか、

メモに書いた質問を片っ端から聞いていきました。

 

心配のかたまりが溶け出した

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先生は、お忙しい身であるにもかかわらず、

一患者の疑問に、丁寧に答えてくださいました。

専門用語も簡単な表現に言い換えて、

わかりやすく、教えてくださいました。

不安がひとつずつ、溶け出していきました。

冷たく硬い、お腹の中の心配のかたまりが、

溶けて温かく、広がっていくようでした。

 

ご縁の【宝】

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わたしにとって、宝は。

この主治医の先生と出会ったことです。

不思議なご縁でした。

まったく知らなかったこの病院に、

直接飛び込んで診てもらうということは、

決してあり得ませんでした。

 

偶然が重なり奇跡を呼ぶ

長男が、膝の前十字靭帯損傷して、

隣県のスポーツ選手がよく通う病院に

通ってなかったら。

その病院に、月に1回、先生が特別診療していなかったら。

たまたま長男のリハビリの予約が、先生の診察日でなかったら。

もともと事故後お世話になった病院の先生が、

患者を手放さなかったら。

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わたしは、多くの偶然が重なって、

奇跡的な確率で、奇跡的な流れで、

先生と出会うことができ、

最先端の設備がそろったこちらの病院で、

命と人生を助けていただきました。

先生の笑顔は、おおらかで、

自信に満ちています。

患者ひとりひとりに、明るく精一杯寄り添って、

多くのひとの人生を救ってこられたのでしょう。

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自分の周りにある小さな奇跡

ふと周りを見渡すと、きっと多くの奇跡が、

あなたの周りにも、あるのだと思います。

当たり前ではない、小さな奇跡の積み重ねが、

大きな喜びを作り上げるのだと思います。

【城崎の花火《54》】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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