こんにちは。
喜満満猫です。
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【城崎の花火《60》】から続きます。
いよいよ正念場
いよいよ己書の師範試験に向けての正念場です。
1級を合格したら、次は、
師範試験対策幸座を受けなくてはなりません。
対策幸座は、11月の初めに決まりました。
師範試験申し込み
師範試験は、11月24日、25日と、
2日間のどちらかを希望して受験します。
わたしと輪ちゃんは24日の土曜日、
ぶち子と他の同期の仲間は、
25日の日曜日に申し込みました。
申し込むにあたって、受験料とともに、
いろいろな書類が必要でした。
推薦書は、師範が書いてくださいました。
推薦した理由、この人が師範たる資格があると、
判断する理由などを、
書いていただけたそうです。
どんなふうに自分を書いていただけたか、
中身を見てみたかったですね。
そして、自分がどんな師範になりたいのか、
両面にわたり、熱く語った志望理由書、
1級まで取得した証拠になる写真と、
師範課題を2種類、描いて提出しました。
申し込むだけで疲労困ぱい。
当日受けに行くだけじゃないんだ。すごい…。
道具の準備
受験は隣県にある本部道場で行われます。
あと1ヶ月ちょっと。
受験用に、必要な指定の絵の具など、
道具をそろえていきます。
今まで使ったことのないペンや、
本格的なパレットなど。
近場で手に入らないものは、
ネット通販で、注文したりして。
いよいよ近づいてきたことを実感して、
いきなり緊張してきました…(汗)
総師範の特別一日幸座
そんなとき、幸座の最中に、師範の先生が、
『師範になってからしか受けられない、
総師範の特別一日幸座が、
10月21日、来週日曜日に、
行われるんですけど。
師範試験を受験する予定のひとは、
特別に申し込めます。
どなたか行かれますか?』
…なにそれ!行きたい!
しかし判断に迷うみんな
わたしたち、同期で受験する7人は、
まず、総師範にお会いしたこともなければ、
本部道場に足を踏み入れたこともない。
朝10時から夕方5時までの幸座、
ということで、内容も想像もできません。
みんな、どんなものなのかわからず、
顔を見合わせて、しーんとしていました。
移動時間を含めると、
まるまる1日中かかります。
みなさん、主婦で子どもたちがいる身です。
誰もが即答できませんでした。
大丈夫なのか?喜満満猫
わたしにとっては、何よりも、
可能かどうかという問題があります。
90分の幸座を乗り切るのに必死なわたしが、
果たしてこんな長い時間を耐えられるかどうか。
でも、総師範に直接教えてもらえる、
こんな機会を逃したくない。
無性に行きたい気持ちであふれていました。
主人に判断を仰ぐ
わたしはまだ、家事も、買い物も、
できることから、ぼちぼちとしていました。
すべて満足にできているわけではない、
みんなに助けてもらってばかりのわたしが、
己書をさせてもらってもいいのだろうかと、
実は、けっこう罪悪感に苦しんでいました。
特別一日幸座の日は、退院してから、
3週間しかたっておらず。
手術したばかりなのにだめだ!
と言われるだろうな…。
半分あきらめながら、主人に相談しました。
主人の判断
主人は、静かにわたしの話を聞いて、
『…行きたいんやろ?』
と言いました。
『…うん。体力がもつかどうか、
痛みがどうなるか、わからないんやけど…。』
『おれが乗せていって、向こうで待機するわ。
痛くてどうしようもなくなったら、
途中でも帰れるように。』
わたしは、両手で顔をおおいました。
こんなにも支えてくれる主人の存在。
感謝という言葉だけでは表しつくせません。
今の自分があるのは、周りの支えのおかげ。
【おかげさま】なのだと、
こころからありがたく思うのでした。
【城崎の花火《62》】に続きます。
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