こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火⑥】から続きます。
決心して紹介状を書いていただいた
2年半もお世話になった病院を去るのは、とても心苦しかったのですが、主治医の先生は替わられて、初診からスタートになってしまいました。
同じ初診からスタートなら、と心を決め、紹介状を書いてもらいました。
息子の通う隣県の整形外科病院に、月に1度診察にみえていた先生は、わたしに『僕の病院においで』と言ってくださいました。
その先生は、隣県の医療センターの副院長をされておられます。
いきなり行っても、なかなか診てもらえないのが現状です。
ご縁がつながったのは、本当にラッキーでした。
いざ、受診
先日のセカンドオピニオンのときは、検査はレントゲンだけでしたが、今回はほかの検査のデータも含めて、詳しく診ていただきました。
即、『手術案件。』とおっしゃって、看護師さんにデータ打ち込みを指示して、わたしの目をじっと見られました。
先生『どうする?手術する?』
わたしは、そばにいてくれた主人の顔を見上げました。すぐに答えることができず、わたしは先生の顔をもう一度見ました。
『ただ、緊急を要するわけではないから、時期は選べるよ。』
『え〜、嫌だ〜……。』
少しだけ小さな声で、本音を言いました。
究極の2択
先生は優しく続けました。
『今の状態ね、少しでも転んだり強めに肩を叩かれたりするだけで、脊髄損傷するよ。
するとね、首だから、胸から下が動かなくなる。
車椅子になり、自分で動けないから、下のお世話も、旦那さんにしてもらわなくちゃいけない。
それにならないためには、一日中家にいて、動かないで、朝はスッキリ、昼はヒルナンデス、午後はミヤネ屋、夕方のニュースを観て、買い物も旦那さんに行ってもらい、ご飯も誰かに作ってもらって、一日中じっとしてたらいい。』
先生…日本テレビ系ですね、と突っ込みたくなるのを我慢して、説明の内容をあらためて考えてみると…そんなん不可能じゃん!
『80才の方とかだったら、手術する方がリスクあるから、逃げ切るという選択肢もある。でも残された寿命を考えると、まだまだ長いから、逃げ切れないと思う。』
うそーん、マジで?!
神様のお助け!!
動揺しているわたしと、立っている主人の顔を交互に見ながら、先生は、次回の診察時にMRI検査をするので、それまでに考えてねとおっしゃいました。
そんなに、ちゃんと説明されたのは初めてでした。
こんなにも病院や先生によって診療方針が違うのかと、あらためて思いました。
それに、今の現状にゾッとしました。
少しでも転んだり、肩を叩かれなくてよかった(汗)
2年半以上も危険にさらされてた。
先日、力が抜けてて、階段から落ちそうになって、右足の小指をぶつけて、痛みに悶絶していたのですが、本当に神様のお助け!!
階段から落ちなくてよかった。
夫婦漫才
診察室から出てきたわたしたちは、顔を見合わせて、にかっと笑い、
主人『手術するよね。』
わたし『え〜……』
主人『するしかないやんな。一日中テレビ観てじっとしていられるお前じゃないやろ(笑)』
わたし『……そりゃ無理やな。』
主人『手術せなあかんな。』
わたし『え〜……』
不毛な会話が続くのでした。
【城崎の花火⑧】に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
https://ping.blogmura.com/xmlrpc/7np44qgo3gar/