こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火《75》】から続きます。
はじめて読む方は、
【城崎の花火①】わたしの首にはファスナーがついている
からどうぞご覧ください。
癒される字
お電話をいただいたあと、
自動車の点検費用のお支払いもあるので、
モータースさんにお邪魔しました。
すると、社長さんはにこにこして、
『喜満満猫さん、あの文字、いいですねえ。
昨日、玄関に飾ってあったの、
見せてもらって、すごく感動しました。
何とも言えない、癒される字なんですよ。』
わたしはうれしくなって、
『ほんと~?ありがとう!!』
と、満面の笑顔でお礼を言いました。
社是(しゃぜ)ってなに?
『ぼく、実は、ちょうど社是(しゃぜ)を、
作りたいと思ってたんですよ。』
『えーと、社是ってなに?
ごめんね、知らなくて(笑)
社訓は見たことあるけど…。
違いがわからない(笑)』
『はい、社訓って言うと…そうですね、
朝礼の時とかに、社員の方に向けて、
こういうふうに気をつけようとか、
こんなふうにがんばろうとか、目標とか、
そういう感じだと思うんですけど。
社是ってそうじゃなくて、
【ぼくが、この会社を、こういうことを大切に経営していきたい】
という理念なんですね。
それを、額に飾って毎日見たいと思って。』
『おお~!すごい!いいねえ。そういうこと。』
最大級の依頼
ふむふむと聞いていると、
社長さんは、最大級の笑顔で、
『喜満満猫さんのあの字がいいです。
書いてもらえませんか?』
マジで!!?
地域でも大きな規模のモータースさん。
地元だけではなく、県内でも有数の取引量だと聞いています。
そんな、大それたこと!
そもそも、こんな今月師範になりたてのほやほや、
喜満満猫が書かせてもらっていいのか。
しかも完全オリジナルで、
今までのようなお題をもらって、
描き上げるというスタイルではないわけで。
冷や汗たらり。
先ほどの脳天気な笑顔から、
張りついたような真剣な顔にスイッチする喜満満猫。
いやはや、本気であせりましたね。
こんなにも大事なことを、おこがましくも、
私が書かせていただいていいのでしょうか。
すでに飾る場所も…
聞けば、事務所の北側、
大通りからガラス越しに見える、
広い壁に飾りたいとおっしゃいました。
すでにその場所は確保されていて、
広々と空けていただいてありました。
恐れ多くも、神棚のとなりの場所に!
語られた壮大な愛と想い
社長さんは、恐れおののく喜満満猫に、
『ぼくの経営理念は・・・』と、
語りだしてくれました。
希望に満ちた、堂々としたお顔でした。
大切にしたいこと。
感謝。
地域の方々とのつながり、ご縁。
自分の周りの支えてくださるひとたちへの想い。
関係会社の方々、そしてその社員のご家族への想い。
社長さんの語る想いをじっと聞いていたわたし。
う~ん、これはすごいぞ…(汗)
とうてい主婦には思いつかないほどの、
広い壮大な愛と想い。
そうか…繁盛するいい会社の根底にあるのは、
【愛】なんだな。
先だってお亡くなりになった先代は、
とても優しい、いい方で、
お金にならない仕事も、一生懸命してくださり、
助けていただいたひとは数知れず。
仕事としてのつながりだけでなく、
とても地域のひとに愛されていました。
息子さんである社長さんは、
そんな先代の背中を見て学んできたんでしょうね。
愛にあふれる素晴らしい理念でした。
しかしこれをどう作品に仕上げたらいいのか、
頭をかかえました。
社長さんの想いを、誤解なきように伝えなくちゃ。
番外編に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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