こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火《79》】から続きます。
はじめて読む方は、
【城崎の花火①】わたしの首にはファスナーがついている
からどうぞご覧ください。
心変わりが心配
病院に行って診察してもらうと決めましたが、
診察日までの間に主人の気が変わらないか、
心配なわたし。
主人の左腕の痛みも波があるようで、
苦痛に顔をゆがめる日もあれば、
なんとかしのげている日もあります。
でも病院に行くと決めたからには、
絶対に連れて行きますよ。
『いや、なんか痛みも少なくなってきたし。』
なんて言っても、許しません(笑)
あらためて主人に感謝
それこそ、わたしの難病がわかる前から、
いろんなことを手伝ってくれた主人。
この一連のわたしの大きな波の時期には、
仕事にプラスして、多くのことを助けてくれました。
そのがんばりの負荷が、
ここにきて一気に来たのかもしれません。
こころから申し訳ないと思いました。
自分が痛くてつらいことより、
大事なひとが苦しんでいる方がつらいですね…。
身をもってわかりました。
ほんとうにごめんね、主人。
無理してもできないこと
自分に『できること』と、『できないこと』。
そう…今の自分になってみて、初めてわかった、
『無理してもできないこと』。
今までのわたしは、
何にでもがんばってがんばって、
無理して、へとへとになって、
それでもなんとか力がついて、
やりきって満足して、自分に自信をつけてきた。
なんでもやる気さえあれば、
こなしていける、という信条だったわたし。
現実は厳しい
やる気があっても、
どんなにがんばっても、
力が入らない手は、入らないまま。
これぐらいなら大丈夫かな?と思い、
少し重い荷物を持ってみると、
首までひびいてしまって持てない…という現実。
主人までが、痛みに苦しんでいるというのに、
わたしは主人の荷物を持つこともできないばかりか、
反対に持ってもらっているという現実…。
できること探し
悔しくない、といえば嘘かもしれない。
でも、わたしにできることをする、と決めました。
できないことを数えても、
自分の自尊心を傷つけるばかり。
それなら、できること探しをして、
少しでも主人の負担にならないように、
がんばろうと思いました。
喜満満猫の努力
例えば、効率とか経費とかを考えずに、
生協の宅配で購入できるものは、
できるだけそちらで買うことにしたりしました。
喜満満猫家の息子たちは食べ盛りで、
おじいちゃんとおばあちゃんのメニューも、
二本立てで買わなくてはならない毎日の献立。
平日は、自分ひとりで買い物に行き、
少しでも荷物が少なくて済むために、
毎日毎日、買い物に出かけました。
喜満満猫の手抜き
これは、お取り寄せできる愛知県のお店の大エビフライ!
主人や子どもたちの好きな惣菜を買ったり、
お持ち帰りメニューを注文したり。
自分のできる範囲で、できることをして、
無理なく美味しく楽しく食卓を囲めるように、
工夫しました。
主婦としては手抜きかもしれません。
でも、できることをできる範囲でやって、
笑顔でいられる家庭を心がけたなら、
それはそれで合格なのです。
ほかの家事も、食事の支度と同じように、
いろんな工夫をするようにしました。
さらば、がんじがらめの努力家
わたしは、がんじがらめの努力家でいることはやめました。
苦しみながらがんばっていても、
眉間にしわをよせた、
きりきりしてばかりのお母さんでは、
周りを幸せにはできませんよね。
手段はどうであれ、自分と周りが癒されるということは大事なことだと思います。
学校や仕事場で一日中がんばって、
へとへとになって帰ってきたとき、
太陽のような陽だまりを感じられる、
そんなおうちに帰って来れたなら、
どんなに幸せなことでしょう。
【城崎の花火《81》】に続きます。
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