こんにちは。
喜満満猫です。
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【城崎の花火《40》】から続きます。
座るためのミッション
手術した翌週になって。
なんとか、ベッドに寝ている状態から、ベッドの横に座るまでの一連の動きに慣れてきました。
⑴ 仰向けに寝ている体勢から、足だけを左に90度曲げます。
これがヨガみたいでけっこう苦しい。
⑵ そして左手で、ベッドの柵の縦の棒を握り、左手のひじでベッドを押し、少し上半身を起こします。
⑶ 右手を左に伸ばして、同じベッドの柵の上の部分に届いたら、左手のひじと右手で柵に体を近づけて。
⑷ あとは腹筋。
⑸ 右手と左手で、ぐぐ〜っと引き寄せて。
⑹ 座れたぁ〜。
ひとりで体勢を変えるだけでも、こんな手順を踏まないとできないのです。
普段だったら何でもないことなのにね。
自分で自分の状態を知る
座れたら、立って、よちよちと病室の中を行ったり来たりして自分でリハビリ。
歯を磨いたり、顔を洗ったり、着替えたり、顔のお手入れしたり。
やはり、手を前に出したりすると、重みが首にかかって、痛みが走ります。
試しに、手をいろんな位置に持ってきてみて、痛みが出る位置、大丈夫な位置を、確認して覚えます。
どんな負荷に痛みが走るのか。
実験して、体に覚えさせます。
サイボーグ喜満満猫
点滴も取れて、自由になった気持ちでうれしいけれど、上半身はカクカクの動きのサイボーグ。
それでも、歩行器で、病室を出て、廊下を1周したりして。
調子に乗って、動きすぎて疲れ果てて、死んだように眠って。
痛みが出て眠れないときは、素直に看護師さんに軽い睡眠薬もらって。
そんなふうに、手術した翌週は過ぎていきました。
看護師さんや、リハビリの先生からは、
『がんばりすぎないで。無理しなくていいからね。』
と言われました。
本人はがんばっているつもりがなくても、必死にやっているように、見えていたそうです。
不自由に立ち向かう
無理して、反省して、自分の体と向き合って、自分の状態を知る。
こんなにも、できることが少ない自分に、『できること探し』。
できることを、できるだけ。
できたことに感謝して。
できないことに向き合う。
こうして、不自由に立ち向かう自分がいました。
昨日よりも今日。
今日よりも明日。
少しでも、ひとつずつでも、前へ進もうとがんばるのでした。
【城崎の花火《42》】に続きます。
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