こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火《53》】から続きます。
退院する朝
入院して約1ヶ月。
めでたく退院の運びとなりました。
大病院だと、入院できずにベッドが空くのを、
順番待ちしている方が多くみえます。
または個室を希望していて、
部屋が空くのを待っている、
入院患者さんもみえます。
ですから、少しでも朝早めに出たほうが、
他の方々が助かります。
いったん病室から引き上げて、
廊下のラウンジに荷物を移し、
お世話になった方々、みなさまに、
お礼に回りました。
2度と会わない方がいい別れ
この退院のときに、お会いできる方々に、
こころからの感謝を込めて。
精いっぱいの笑顔と、
湧きあがるこころからの言葉で。
できる限りの想いを、お仕事を邪魔しないように、
短い時間でお伝えしました。
これからこのみなさまに、
2度と会わないということが、
患者としての幸せなのです。
『またね。』という言葉は喜ばしくなくて。
病院でのご縁は、2度と会えない『別れ』なのです。
こころからの感謝をこめて
病院のお世話になったみなさまには、
助けてもらってばかりで、
苦しい気持ちも聞いてもらって、
どれだけ救われたか。
自分でも気づかない不調に、
一目見て気づいてくださったり。
痛みに寄り添ってくださったり。
どれだけ心強かったかわかりません。
何もかもはじめてのことばかりで、
不安に沈みそうになったときでも。
わからないことを、
いろいろと教えてくださいました。
知ることで、わかることで、
不安に対処できるようになりました。
ほんとうに『おかげさま』です。
ほんとうに『ご縁に感謝』です。
退院して家路へ
こうして無事に、病院をあとにして、
わたしは自宅へと帰ることができました。
久しぶりの家には、
息子たちが、父が、母が、
うれしそうに出迎えてくれました。
首をまっすぐに、サイボーグ風に歩く
わたしですが、日常生活が始まります。
退院後しばらくは、母が家事を請け負って
くれました。
こんな環境にも、ほんとうに感謝です。
学び〜ひとりじゃない〜
今までは、自分がやりさえすればいいんだと、
ひとに頼むのも、なんだか嫌で、
遠慮してしまうところがありました。
頼むことが、後ろめたく感じて。
自分でできることはなんでも、大変な状況でも、
自分でやっていくという性格でした。
こういうできごとがあって、
『お前はひとりで生きているんじゃないんだよ。
いろんなひとの力を借りて、
みんながお互いに助け合って生きていくんだよ。』
そう教えられた気がします。
【すべてのできごとはすべて学びである】と、
気づくことができたのでした。
【城崎の花火《55》】に続きます。
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