こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火《10》】から続きます。
主人の心強いバックアップ
主人は、わたしと違って、あまり多くを語るタイプではありません。
わたしは、何に対しても、感情を重視してしまいますが、主人は、しっかり周りを見て考える理論派です。
そのときの流れで考えるわたしと、主人とは、まったく性格の違う夫婦です。
ちなみに体型もまったく違います。
⇑⇑まるで上の写真のようです(笑)
そんな主人は、わたしがつらいとか痛いとか何も言わなくても、しっかり様子を見てくれていて、さりげなくフォローしてくれました。
わたしが入院、手術で家を空けても大丈夫なように(泣)
洗濯などの家事をしてくれたり、子どもを朝起こすことや、洗剤などのストックの管理や、こまごましたことをしてくれていました。
以前から、必要なことは必要と、いらないことはいらないと、冷静にしっかり判断してくれる。
これからのわたしの人生を考えると、手術しない選択肢を選ばせるはずはないのです(泣)
しっかりと準備をしはじめてくれていました。
ひとり、わたしの気持ちだけが、じたばたしていました。
実は難病はナイショだった
今まで、難病がわかってから、家族でそのことを知っているのは主人だけでした。
約3年近く、周りのみんなに内緒にしていました。
完全に(一軒家で)同居している父と母は、わたしの実の両親です。
父はそのころ、腎不全が悪化しているにもかかわらず、人工透析を受けたくないと悩んでいた時期でした。
体の不調はひどく、肺に水がたまり、呼吸困難になったりして、毎日が闘いでした。
病院に入院したり通院したり、ばたばたと家族みんなが大変な毎日。
ですから、元気印のわたしが、家の中を明るくしていました。
そんな状況で、『実は手術になるかもしれない』と、軽々しく言えません。
両親によけいな心配をかけたくない。
毎日父の世話で大変なのに、にこにこして、明るくがんばっている母の顔を、曇らせたくない。
ギリギリまで言わない方がいいと判断していました。
思い出づくりの城崎旅行
2018年、今年の夏が、父の最後の旅行になるかもしれないと、お盆に、親、子、孫の3世代での旅行を計画しました。
わたしも手術するとしたら、まだ自由に動ける最後の旅行になります。
そうは言っても、手術する決心はつかないままでした。
大好きで何度も訪れている、城崎温泉の西村屋本館。
6人で泊まるので、雑誌にも載っている、庭園の望める二間続きのお部屋を予約しました。
お盆の時期にもかかわらず、人気のお部屋を予約できたのは、ほんとうにありがたかったです。
せめて、旅行のあいだぐらいは、みんなには笑顔で過ごしてもらいたい。
思いっきり楽しんでもらいたい。
いっぱい思い出を作って欲しい。
難病のことは、城崎の旅行のあとに伝えることにしようと、決心していました。
2018年7月、もうすぐ決意しなくてはならない診察の日を迎えます。
【城崎の花火《12》】に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。