喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火《27》】それぞれの覚悟

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火《26》】から続きます。 

 

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花火から帰ると

宿に戻ると、父と母はゆったりとくつろいでいました。

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『あれ?花火見にいかなかったの?』

と聞くと、母は

『ひとが多かったから、近くまで行くのやめて、お土産もの見てたよ』

と、うれしそうに言いました。

なるほど、花火の時間のあいだは、みなさんそちらに行きますから、空いてて買い物しやすいですね。

父は、昼間も旅館の温泉に入っていましたが、もう一度入ってきたとのこと。

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誰もいなくて貸し切りだったようです。

空いてて良かった、と喜んでいました。

息子たちは、ジェラート食べたり、ゲームセンターで、エアーホッケーしたりして、楽しかったようです。

それぞれの楽しみ方があるんですね。

 

喜満満猫の覚悟

もう、いよいよ帰路につきます。

清々しい癒される日々が終わりに近づいてきました。

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窓から見える中庭の風景。

目に青く、いつまでも眺めていたい風景です。

今年の城崎温泉の旅行は、わたしにとって人生で1番の旅行でした。

あらためて、闘う気持ちが生まれたこと。

家族の絆を、深く感じたこと。

いろんな意味で、パワーをいただきました。

まずは!

入院までの2週間のあいだに、己書の2級を取れるように。

そして、心の準備と、体の準備を。

がんばるぞ〜!

 

父の覚悟

同じように、心を新たに覚悟したひとがいました。

父は、この日々を、家族を、失いたくないと思ったようです。

『命の洗濯』ができて、まだまだ生きていたいと感じたのでしょう。

人工透析を頑なに拒否していた気持ちが、ゆるゆると解けだしたかのようでした。

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『おれ、…透析するわ。』

と母に打ち明けました。

『透析したら、まだ少しは、生きれるかもしれんしな。』

『そりゃ、そうやわ!まだまだ(この世に)いてもらわないと(笑)』

母は泣き笑いでした。

頑固な父ですので、ほんとうに心を変えるのは大変でした。

城崎温泉の霊湯のおかげでしょうか。

道智上人さま、ありがとうございました!

 

さて帰り道

さてさて、やはり帰り道も同じように、サービスエリアからサービスエリアへと、トイレ休憩は続きます。

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あらためて実感したのは、下りのサービスエリアと上りのサービスエリアとでは、雰囲気も売っているものも全然違うということです。

ある意味、上りも下りも全制覇。

楽しく、時間をかけて、家へと向かいます。

父は、かなりうれしかったのか。

家に近くなったころ、おいしいと評判のラーメン屋さんに寄ろう、といってくれました。

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みんなの分を全部、笑顔でおごってくれました!

なんか吹っ切れたんですね。

こうして、それぞれの覚悟が生まれた3世代城崎温泉の旅を、無事終えることができました。

困難があるほど、家族の絆は深くなるのです。

喜満満猫家は、がんばります!

【城崎の花火《28》】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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