こんにちは。
喜満満猫です。
いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。
【城崎の花火《26》】から続きます。
花火から帰ると
宿に戻ると、父と母はゆったりとくつろいでいました。
『あれ?花火見にいかなかったの?』
と聞くと、母は
『ひとが多かったから、近くまで行くのやめて、お土産もの見てたよ』
と、うれしそうに言いました。
なるほど、花火の時間のあいだは、みなさんそちらに行きますから、空いてて買い物しやすいですね。
父は、昼間も旅館の温泉に入っていましたが、もう一度入ってきたとのこと。
誰もいなくて貸し切りだったようです。
空いてて良かった、と喜んでいました。
息子たちは、ジェラート食べたり、ゲームセンターで、エアーホッケーしたりして、楽しかったようです。
それぞれの楽しみ方があるんですね。
喜満満猫の覚悟
もう、いよいよ帰路につきます。
清々しい癒される日々が終わりに近づいてきました。
窓から見える中庭の風景。
目に青く、いつまでも眺めていたい風景です。
今年の城崎温泉の旅行は、わたしにとって人生で1番の旅行でした。
あらためて、闘う気持ちが生まれたこと。
家族の絆を、深く感じたこと。
いろんな意味で、パワーをいただきました。
まずは!
入院までの2週間のあいだに、己書の2級を取れるように。
そして、心の準備と、体の準備を。
がんばるぞ〜!
父の覚悟
同じように、心を新たに覚悟したひとがいました。
父は、この日々を、家族を、失いたくないと思ったようです。
『命の洗濯』ができて、まだまだ生きていたいと感じたのでしょう。
人工透析を頑なに拒否していた気持ちが、ゆるゆると解けだしたかのようでした。
『おれ、…透析するわ。』
と母に打ち明けました。
『透析したら、まだ少しは、生きれるかもしれんしな。』
『そりゃ、そうやわ!まだまだ(この世に)いてもらわないと(笑)』
母は泣き笑いでした。
頑固な父ですので、ほんとうに心を変えるのは大変でした。
城崎温泉の霊湯のおかげでしょうか。
道智上人さま、ありがとうございました!
さて帰り道
さてさて、やはり帰り道も同じように、サービスエリアからサービスエリアへと、トイレ休憩は続きます。
あらためて実感したのは、下りのサービスエリアと上りのサービスエリアとでは、雰囲気も売っているものも全然違うということです。
ある意味、上りも下りも全制覇。
楽しく、時間をかけて、家へと向かいます。
父は、かなりうれしかったのか。
家に近くなったころ、おいしいと評判のラーメン屋さんに寄ろう、といってくれました。
みんなの分を全部、笑顔でおごってくれました!
なんか吹っ切れたんですね。
こうして、それぞれの覚悟が生まれた3世代城崎温泉の旅を、無事終えることができました。
困難があるほど、家族の絆は深くなるのです。
喜満満猫家は、がんばります!
【城崎の花火《28》】に続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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