喜満満猫の癒される暮らし

難病とともに、今できることに感謝してパワフルに生きる己書家【喜満満猫】のブログ

【城崎の花火⑤】大きな転機②転院の決意〜新たな主治医を探す

こんにちは。

喜満満猫です。

いつも訪れていただき、本当にありがとうございます。

【城崎の花火④】から続きます。

 

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 己書を続けようと決めた

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己書の体験をして、親友とわたしは、何だか理由はわからないけど、すごく楽しかったのでした。

2人とも、今後も続けていこうと決めました。

ただ、1ヶ月に1回の決まった日程ですので、2人の予定が合えば無理なく参加していこうという感じでした。

元来のんびりして気の合う私たち、

『今月は無理だね〜』

『来月にしようか〜』

といった風で、楽しく無理なく参加していました。

一方リハビリと通院は続く

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あの交通事故から2年以上過ぎても、経過観察しながらのリハビリは続きます。

任意保険での補償は半年で打ち切られたため、自費での受診は続きました。

検査のたびに、主治医の先生は眉間にシワを寄せ、

『神経の通り道がずいぶんせまい…身体、だいぶつらいだろうなあ。』

と言って手術をするかどうかと聞いてくるようになりました。

手術するかしないかの選択肢

信頼できる、高名な先生でしたので、手術に踏み切ることも選択肢にできました。

ですが、その病院では手術例も少なくて、入院して手術して、となると高校生と中学生の息子たちのこともあり、なかなか踏み切れませんでした。

一家の主婦が長く家を空けるということは、家族にたいへん不自由な思いをさせてしまいます。

選択で避けられるなら、避けたいと思うのは仕方なかったかもしれません。

なぜかセカンドオピニオンが欲しくなった

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わたしは自分の『手術しない選択肢』に保証がほしくなりました。

県外の脊椎専門医の先生に一度見てもらい、それでいいと言ってもらいたかったのです。

偶然その当時、高校生の息子がバスケットボール部で怪我をして、県外のスポーツに強い整形外科にリハビリに通っていました。

その病院は、個人病院でありながら有名で、大学病院の先生方がそこでも日替わりで診察しているのでした。

またまた偶然、息子のリハビリの予約日が、脊椎専門医の先生が月に1度、診察する日でした。

息子のリハビリを待つ間に、診察してもらいました。

先生は、気さくににこにこしながら、

『手術はした方がいい。整った設備が必要だから、僕がいる病院においで。今じゃなくていいよ。10年以内ならいつでもOK。』

とおっしゃいました。

何だか10年以内ってところに安心を覚えました。

実績からにじみ出るものなのか、すごく頼れる気がしました。

大きな転機〜運命の診察日

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2018年5月。

いつものように、いつもの病院に、診察の予約日に行きました。

再来受付の機械に診察券を通したとき、出てきた医師名に驚きました。

『えっ?いつもの先生じゃない。どういうこと?間違い?』

不安を抱えたまま、整形外科の受付に診察票を出しましたら、受付の方が申し訳なさそうにおっしゃいました。

今日から主治医が変わるということ。

今までお世話になった先生は院長になられたため、一部の手が離せない患者さん以外は、診察しなくなったということ。

引き継ぎがばたばたしていて、連絡がいっていなかったということ。

でも次にお世話になる先生も、お若いけどいい先生だから心配しないでほしいということ。

こんなことを、すらすらっとおっしゃいました。

多くの患者さんに説明し続けていらっしゃるのでしょう。

絶望と憤り

難病を受け入れ、少しでも日常生活をこなせるように、2年半もリハビリにもがんばって通い、頼りにしてきた主治医の先生とのご縁が途絶えた……。

わたしに絶望感が襲いました。

次の先生が、どんなにいい先生であっても、一瞬突き放されたあとでは受け入れ難いことでした。

診察室に入ると、とてもお若い先生が座っておられました。

引き継ぎもあまりされてなかったのか、長くパソコンに向かったまま、わたしの診察履歴に目を通しておられました。

ひとこと目に、『手術しますか?』とおっしゃいました。

わたしは目を見開き、『いえ、今のところはまだ…。』

と答えると、『でも、したほうがいいですよ』

と言われました。

その言葉で決心しました。転院しようと。

あの、脊椎専門医の先生のところに行こうと。

遠いし不便になるけど、安心感を抱けるあの先生に診てもらいたいと心から思いました。

『見えない流れ』は、こうしてわたしを動かせてくれたのです。

【城崎の花火⑥】に続きます。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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